活動日誌
2018年6月1日から 「適塾関係資料画像データベース」 を公開しております。
本データベース(通称 適塾DB)は、大阪大学適塾記念センター編『大阪大学適塾記念センター所蔵 適塾関係資料目録』(大阪大学出版会、2015 年)に基づき作成し、重要な資料を画像データベースの形でインターネット上で公開しています。また適塾DB公開にあたり、冊子目録の情報の更新および修正を行った上で、その大部分をデータ化しています。
今後、資料整理が完了したものおよび新収資料の追加、収録資料の画像公開などを順次行っていく予定です。
適塾関係資料は、適塾を主宰した緒方洪庵やその家族および適塾生の活動を伝える資料をはじめとして、適塾に関わりの深い蘭学・医学等に関するコレクションなど、多様な性格の資料群を含んでいます。様々な分野の研究者の方に活用していただけることと思います。ぜひご利用下さい。
なお、ご利用にあたっては データベース利用規程 をご確認ください。
※[2018.7.9] システムの不調により長らくアクセスしづらい状況が続いておりましたが、現在は改善されております。ご不便をおかけした皆さまにお詫び申し上げます。
6月10日(日)、適塾見学会(夏季)を開催しました。
「適塾とその周辺をたずねる」をテーマに、堺筋本町駅周辺から見学会を開始。
村田路人教授(文学研究科、適塾記念センター兼任)の案内で、大坂西町奉行所跡や牢屋敷跡などを訪れました。
五代友厚ら銅像
ここから大手橋を渡って適塾のある北浜方面へ向かいます。途中、泊園書院跡(江戸時代後期、大坂最大の儒学塾といわれた泊園塾を明治6年再興したもので、9年この地に移転した)や薬祖神少彦名を祀る少彦名神社も見学しました。
適塾では、日頃見ることのできない緒方洪庵の実家の史料をご覧いただきました。
適塾内での特別展示の解説の様子
当日は心配された雨もふらず、見学会日和となりました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
本日より、特別展示 「戊辰戦争~西南戦争をめぐる適塾関係者たち―軍制と医療から―」 を開催しております。
書斎では、適塾塾生らの軍制面での活動について紹介しています。
今から約150年前、日本は戊辰戦争と西南戦争という、二つの大きな戦争を経験します。
この2つの戦争に、適塾関係者は軍制と医療の双方から重要な関わりをみせました。
1章では軍制の側面から、大鳥圭介・大村益次郎といった適塾塾生らを、2章では医療の側面から、佐野常民などの適塾塾生らや適塾を主宰した緒方洪庵の嗣子・緒方惟準の活動をご紹介します。
家族部屋では、軍医の養成に尽くした緒方惟準などの活動を紹介しています。
特別展示は本日より6月10日(日)まで、適塾1階において開催しております(10:00~16:00開館、月曜休館)。
皆様のご来館を心よりお待ちしております。