目的

大阪大学適塾記念センターは、国の史蹟・重要文化財である適塾の精神を継承し、その関連資料の維持管理、および緒方洪庵とその門下生ら適塾関係者の業績の研究・顕彰につとめるとともに、適塾を育んだ大阪、そして適塾の学問と関わりの深いオランダの学術・文化に関する研究の発展に寄与することを目的として、大阪大学の全学の部局のひとつとして設置されています。主に下記の事業を推進することを目的としています。

  • 適塾(建物)の維持管理・運営
  • 適塾に関する広報活動
  • 適塾関係資料の保存・維持・収集・活用、目録作成
  • 適塾・緒方洪庵および適塾関係者に関する研究・顕彰、書籍の刊行
  • 適塾・日蘭学術交流に関連する講演会・シンポジウム等の開催
  • 適塾記念会の運営
  • 大阪学に関する研究
  • オランダ学(オランダの歴史・医学史・文化・言語・経済・日蘭交流史等、適塾関係資料に基づく研究を含む)に関する研究
  • オランダからの研究者の受け入れ

また、大阪大学会館内に適塾に関する文献資料等を備えた資料室を設置し、適塾・大阪・オランダと関連諸分野の研究・普及活動を推進します。なお資料室は現在整備中であり、今後、随時資料の充実をはかってゆきます。

洪庵忌(6月10日)の前後には、適塾にて特別展示を行います。