活動日誌
2017年5月26日(金)読売新聞夕刊(大阪本社版)に、新出の八重書状が紹介されました。
取り上げられた書状は、特別展示「新発見!緒方洪庵夫人・八重のてがみ」(5月30日(火)~6月11日(日)、月曜休館)で展示されています。
2017年5月30日(火)15:05のNHKニュース(関西のニュース)で、特別展示「新発見!緒方洪庵夫人・八重のてがみ」が紹介されました。
本日より、特別展示「新発見!緒方洪庵夫人・八重のてがみ―“良妻賢母”の知られざる素顔―」を開催しております。
書斎では八重の生涯について、解説パネルを展示しています。
洪庵の輝かしい業績は、妻・八重の支えなくして語ることはできません。
夫を支え、その急死後も子らを立派に育てあげ、適塾生たちから母のように慕われた八重の人物像は、“良妻賢母”として理想化され、ともすれば完璧すぎるきらいがありました。
しかし近年、適塾に伝わった屏風の下張りから、八重の書状が新たに発見されました。
発見された書状の多くは家族に宛てたもので、文面からは、八重の人間らしい感情が伝わってきます。
家族部屋では、新たに見つかった八重の書状のうち、主だった5点を展示しています。
特別展示は本日より6月11日(日)まで、適塾1階において開催しております(10:00~16:00開館、月曜休館)。
皆様のご来館を心よりお待ちしております。
2016年10月12日(水)大阪大学豊中キャンパスにて特別セミナー「細い橋~オランダ国立博物館所蔵品が語る日蘭関係史」が開催されました。
オランダと日本の交流の歴史について、オランダ国立博物館の収蔵品を通じてさまざまな角度から考証がなされました。
ヤン・デ・ホント氏とメンノ・フィツキ氏(同館歴史部門研究員)の講演につづき、古谷大輔准教授(大阪大学言語文化研究科)のコメントがなされました。
所蔵品の細やかな調査と、オランダ・日本双方の歴史的背景を踏まえた分析はたいへん興味深く、その後の質疑も大いに盛り上がりました。
所蔵品の紹介と両氏の研究成果は、近著 Jan de Hond and Menno Fitski, A narrow bridge - Japan and the Netherlands from 1600. Nijmegen: Uitgeverij Vantilt, 2016. でも述べられています。
デ・ホント氏による講演の様子
フィツキ氏による講演の様子
古谷准教授によるコメント。右から、古谷准教授、松野明久教授、フィツキ氏、デ・ホント氏。
ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。
2016年4月25(月)より、特別展示「洪庵・惟準から伝わる適塾の至宝」が開催されました。
5月31日(火)~6月12日(日)適塾での開催に先駆けて、大阪大学会館にてプレ展示を開催しています。
緒方洪庵肖像や「扶氏医戒之略」「除痘館記録」をはじめ、緒方洪庵やその子・惟準から緒方家に伝わった貴重な史料を公開しております。
この機会に是非足をお運びください。
なお、プレ展示は5月1日(日)、2日(月)の いちょう祭 中も公開しております。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。
【概要】
特別展示「洪庵・惟準から伝わる適塾の至宝」
大阪大学会館 4月25日(月)~5月13日(金)(土日祝閉館、5月1日(日)は開館)10:30~17:00
適塾 5月31日(火)~6月12日(日)(6月6日(月)閉館)10:00~16:00