活動日誌
災害復旧工事による休館/特別展示開催のお知らせ
2019年3月28日
「適塾」(大阪市中央区北浜)は、平成30年6月18日に発生しました大阪府北部を震源とする地震の災害復旧工事のため、2019年4月8日(月)~2019年6月3日(月)(予定)の期間、休館とさせていただきます。
休館に伴いまして何かとご不便、ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。
なお 6月4日(火)よりリニューアルオープンにあわせて、特別展示を2週間開催する予定 です。今回は 適塾がある北船場地域 を取り上げる予定です。展示の詳細は追ってお知らせいたします!
適塾や緒方洪庵について知りたいと思ったら・・・
2019年2月18日
緒方洪庵は教育者としてだけでなく、天然痘の予防や、コレラ治療など医学面にも多大な成果を挙げました。
またその養子・拙斎(せっさい)は洪庵の跡を継ぎ、洪庵が江戸に赴いた後もしばらくの間、適塾で教育を行います。
さらに洪庵の実子である惟準(これよし)は、義弟の拙斎とともに洪庵没後の適塾で教育に当たり、医師としては大阪仮病院院長、明治天皇侍医、緒方病院院長を歴任しました。
適塾記念センターのホームページでは、日本近代医学史に多大な功績を残した緒方家の人々および適塾やその門下生に関する主な研究書を紹介しています↓。
http://www.tekijuku.osaka-u.ac.jp/tekijuku/books
研究書といっても一般の方にも読みやすいものもたくさん紹介されています。
適塾を訪れて興味をもたれた方はぜひ読んでみてください!
紙すきの町・名塩と緒方洪庵の関係
2019年1月22日
先日、西宮市名塩に調査に行ってきました!
名塩は名塩紙という特産品が有名ですが、実は適塾とも深いかかわりがあります。
天保9年(1838)、緒方洪庵は大坂の瓦町に蘭学塾である適塾を開きます。
ちょうどこの年、洪庵はともに適塾を支えることになる、妻・八重と結婚します。
この八重さんは摂津国名塩(現・西宮市)の医者・億川百記の娘でした。
百記は洪庵と共に大坂の中天游という学者の下で学んでおり、百記は若き洪庵の才能を見込んでいたのでしょう。
八重さんの実家・億川家があった場所には現在、八重さんの胸像が建っています。
さらに適塾で塾頭を務めた伊藤慎蔵も、のちに名塩の地で蘭学塾を開いています。
今回は八重さんに関する史料の調査を行いました。
貴重な史料を見せていただき、実りある調査となりました。
ちなみに八重さんについては「適塾かわら版」巻二でも紹介しています!
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・大阪大学適塾記念センター公式facebookへはこちら
10月20日(土)、適塾見学会(秋季)を開催しました。
適塾見学会は適塾記念会の会員の方を対象として、適塾や蘭学など関連史跡を巡る会です。
毎年春と秋の2回開催しています。
今回は「軍都・大阪の痕跡をめぐる」をテーマに、松永和浩准教授の案内で、大阪城周辺の適塾関係者にまつわる史跡や軍事施設を訪れました。
大阪府病院・医学校跡
大阪医学校長を務めた緒方洪庵の嗣子・緒方惟準や、近代的軍制の創設者とされる適塾門下生・大村益次郎の関連史跡の他、大阪砲兵工廠跡や大阪陸軍病院跡など、軍都・大阪の痕跡を辿りました。
大阪陸軍病院跡
当日は天気に恵まれ、見学会日和となりました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
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