活動日誌
去る2月27日(水)、2012年度後期の大阪大学21世紀懐徳堂i-spot講座が終了いたしました。
i-spot講座は、大阪大学が大阪市計画調整局と協同で年2回開催している公開講座です。
今回は、適塾記念センターのスタッフも2名お話しさせていただきました。
1月29日(火)18:30~20:00
「戦前大阪の工業教育」
澤井実教授(経済学研究科、適塾記念センター兼任)
2月27日(水)18:30~20:00
「浪華で学んだ俊英たち―適塾の門下生を中心に」
福田舞子特任研究員(適塾記念センター)
両講座とも、共通テーマ「なにわのマンパワー」に沿って開催されたものです。
会場となったアイ・スポット(淀屋橋odona 2階)には、旧愛日小学校や懐徳堂、適塾の歴史を解説したパネルが常時展示されています。
ご参加の皆さんもとても熱心で、講座内容はもちろん会場の様子からも「なにわのマンパワー」がひしひしと感じられました。
来年度以後のi-spot講座は、大阪大学21世紀懐徳堂のホームページで適宜公開されます。
こちらも是非ご覧ください。
国立公文書館所蔵資料展 「国立公文書館が大阪大学にやってきた」が、明日より3月9日(土)まで大阪大学総合学術博物館 待兼山修学館にて開催されます。
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- 詳しくはこちらをご覧ください。
国立公文書館所蔵資料展「国立公文書館が大阪大学にやってきた」開催のお知らせ
内覧会に伺いましたので、一足先に様子をご紹介します。展示は以下の4部構成になっています。
- 第Ⅰ部 国立公文書館ってどんなところ?
- 第Ⅱ部 あれも、これも公文書
- 第Ⅲ部 公文書にみる大阪
- 第Ⅳ部 大阪大学の歴史と公文書
2013年1月13日(日)中之島センター佐治敬三メモリアルホールにて、適塾記念センターシンポジウム「「鎖国」のベールの裏側で~ケンペルとその時代の日欧交流にせまる」が開催されました。
本シンポジウムはオランダ学研究部門発足を記念し、同研究部門が企画したものです。
当日は約180名にご参加いただきました。
講演1「ケンペルの来たころ―元禄期の出島・長崎・日本ー」
松井洋子教授(東京大学史料編纂所)
講演2「ケンペルが見た日本、ヨーロッパが見た日本」
中直一教授(言語文化研究科)
講演3「肥前窯業史におけるオランダ貿易の位置づけ」
野上健紀氏(佐賀県有田町歴史民俗資料館主査)
3名の専門家による講演のあと、講演者とファリシテーター・古谷大輔准教授(言語文化研究科、適塾記念センター兼任)による鼎談とが行われ、江戸時代の日本とヨーロッパとの交流の歴史について、様々な角度から考察されました。
古谷准教授、松井教授、中教授、野上主査による鼎談の様子
(朝日新聞社提供)
11月28日(水)18:00~20:00、中之島センター佐治敬三メモリアルホールにて適塾記念講演会が開催されました。
今回は適塾記念センター オランダ学研究部門の企画による講演会が行われました。
平野総長からの挨拶
【講演1】「新蘭学事始~今、オランダに学ぶこと」
松野明久教授(国際公共政策研究科)
【講演2】「シーボルト・コレクションの歴史的意義と適塾の役割」
塚原東吾教授(神戸大学大学院国際文化学研究科)
現代のオランダ社会から日本は何を学ぶべきか、また、シーボルトの標本採集が日本の学者に与えた影響や母国での様子など、江戸時代から現代へと繋がるオランダと日本との交流について、多くを学べる場となりました。
11月5日(月)から11月22日(木)にかけて、阪神奈大学・研究機関生涯学習ネット「公開講座フェスタ2012」が開催されました。
適塾記念会も同フェスタに参加しており、澤井実教授による講義「戦中戦後日本の研究開発」(11月7日(水)19:00~20:30)が行われました。講座では、戦時中の科学技術が継承される過程を詳細に解説され、今日のナショナル・イノベーション・システムについても言及されました。
講義を行う澤井教授