活動日誌
2013年10月7日より始まった耐震改修工事に伴い、適塾は休館しております。
そこで、適塾で展示している資料の一部を、中之島センター2階において公開しております。
「適塾と緒方洪庵―適塾臨時展示―」
期間:2013年10月17日(木)から2014年3月16日(予定)まで
(ただし、年末年始(12月29日~1月3日)は休館)
開館時間:9:30~17:00
入場無料
是非お立ち寄りください。
適塾にて展示している資料の一部を公開
去る10月20日、2013年度適塾見学会〈秋季〉を行いました。
洪庵夫人・八重の故郷・名塩を訪問。
八重の生まれ育った土地であるとともに、洪庵の門人伊藤慎蔵が蘭学塾を開き、八重の弟億川信哉が洪庵から種痘苗を受け継いで名塩における種痘の普及に努めたりと、名塩は洪庵にとって関係の深い土地でもあります。
本見学会では、地元の名塩探史会の皆様にご協力いただき、蓮如上人ゆかりの寺・教行寺や、伝統の名塩和紙の紙漉きを見学、また、八重に関する貴重な資料も見学させていただきました。
当日は名塩の秋祭りにあたり、だんじりが行き交う活気溢れる一日でした。
雨のためお足元の悪いなかご参加いただいた皆様、お忙しいなかご協力いただいた名塩探史会の皆様、ありがとうございました。
緒方八重胸像の前にて
去る6月25日(火)、大阪に行幸啓されていた天皇皇后両陛下が適塾記念センターを訪問されたことを記念し、中之島センターにおいて両陛下がご覧になられた適塾関係資料をパネルで紹介しております。
期間は2013年9月9日(月)から10月6日(日)まで、開館時間は9:30から17:00までです。
この機会に足をお運びいただければ幸いです。
皆さまのご来場をお待ちしております。
去る8月3日(土)、大阪大学シンポジウム「医の知の未来へ」(読売新聞社後援)がうめきたグランフロント大阪・コングレコンベンションセンターで開催されました。
本シンポジウムは、適塾創設175周年・緒方洪庵没後150年を記念して行われたものです。
平野総長による挨拶(写真提供:社学連携課)
第1部/講演
「眼とiPS細胞の未来」
西田幸二教授(医学系研究科)
「適塾橋本左内と先端デザイン学」
川崎和男特任教授(工学研究科)
「適塾と命の重さ」
久坂部洋氏(作家・医師)
再生医療の今後や、デザインと未来、医療に携わった経験から考える医の未来など、多岐にわたる論点が提起されました。
脇浜アナウンサー、西田教授、川崎教授、久坂部氏による座談会の様子(写真提供:社学連携課)
講演後、第2部では脇浜紀子アナウンサー(読売テレビ放送)の司会のもと、講演者3名による座談会が行われ、医療・医学の、そして日本人の”いのち”の未来について様々な意見・論点が交わされました。
当日は多くの方にご参加いただきました。
猛暑のなかお越しいただいた皆様、ありがとうございました。
去る2013年6月25日、大阪に行幸啓されていました天皇皇后両陛下が、適塾記念センターを訪問されました。
当センターでは、適塾と緒方洪庵に関する資料12点を大学会館2階アセンブリー・ホールに展示し、両陛下にご覧いただきました。
展示資料は、大阪大学が所蔵する適塾関係資料のうちの代表的なものです。
当日の先導および大阪大学の概要説明は平野俊夫総長、資料の解説は村田路人文学研究科教授(適塾記念センター兼任)、大阪大学の教育と研究についての説明は江口太郎適塾記念センター長(理事・副学長)が順に担当しました。
両陛下は、適塾の史跡としての重要性に対しては「よく(建物が)保ちましたね」と感想を述べられ、種痘をはじめとする当時の医学について次々にご質問されながら、熱心にご覧になりました。
展示をご覧になったあとは平野総長らと懇談され、約2時間半にわたり大阪大学に滞在、視察されました。
また、展示は当日に限り学内の教職員や学生にも公開され、のべ172名の方にご参観いただきました。
平野総長から解説を受けられる両陛下のご様子(写真提供:広報課)
村田教授から解説を受けられる両陛下のご様子(写真提供:広報課)
展示会場の様子
適塾と緒方洪庵に関する代表的資料を展示しました